インフルエンザと歯周病

インフルエンザと歯周病

朝晩冷え込むようになり、空気も乾燥してきました。インフルエンザが流行する季節です。例年、インフルエンザに感染する人の数はおよそ1000万人にのぼるといわれています。

実は、歯周病菌がインフルエンザを重症化させる可能性があります

歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼなど)を出しています。そして歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内を不潔にしておくとウイルスの感染を助長し、結果的に重症化してしまうことも。取り外しできない矯正装置をお使いの場合、歯磨きがきちんとできていないと歯周病のリスクが高まるため、注意が必要です。

 

<自分でできる!インフルエンザ感染対策>

・インフルエンザワクチンを接種する
・うがい、手洗いをこまめにする
・咳エチケットを行う
・適度な湿度調節(50~60%)を行う
・十分な休養をとり、バランスの良い食事を心がける
・人混みを避ける

インフルエンザや新型コロナウイルスに負けないよう、お口の健康も意識していきたいですね。
感染しない、感染させない。一人ひとりがしっかり感染症対策を心がけましょう!!

参考) 日本口腔保健協会 https://jfohp.or.jp/pickup/?p=2676